2020年バイオ医薬品のコールドチェーンロジスティクス持続可能性調査

バイオ医薬品のコールドチェーンに関するキーオピニオンリーダーによると、バイオ医薬品業界では、ビジネス戦略やオペレーション戦略において、持続可能性を優先する動きが加速しています。全体の半数近くの回答者が、コールドチェーンの購入決定において、すでに持続可能性を常に考慮しています。

全体として、今回の調査では、3つの重要な傾向が明らかになりました。1つ目の傾向は、66%の組織が持続可能性を非常に重要だと評価しているにもかかわらず、持続可能性を評価することが広く行動に結びついていないということです。回答者の半数以上(53%)は、企業が現在、組織で持続可能なイニシアチブやグリーンイニシアチブを使用していないと報告しています。しかし、企業は、持続可能性の目標達成を支援してくれる企業と仕事をしたいと考えており、最終的には、持続可能性を「価値あるもの」から「実行可能なもの」に変えていきたいと考えています。

2つ目のトレンドは、バイオ医薬品企業の持続可能性の目標を達成するために、コールドチェーンパートナーがどのように貢献できるか、また、バイオ医薬品企業がどのように志を同じくする組織との提携を模索しているかということです。バイオ医薬品企業の半数以上(53%)が、組織の持続可能性を向上させるコールドチェーンパッケージのオプションを選択することが非常に重要であると回答しています。

最終的な傾向としては、リサイクル性と温暖化効果ガス排出量が低いことが重要であることが判明しています。コールドチェーンパッケージの構造にも注目が集まっており、リサイクル可能で、廃棄・循環の流れに乗りやすいコールドチェーンパッケージの価値はますます高まっています。回答者の半数近く(48%)が、これらの特徴を持つパッケージを常に探しています。

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Peli_Bio_Thermal_Sustainability_Survey